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介護のプロがお答え 介護のお悩み解決コラム

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第19回 若年性認知症について考える④

5回シリーズで、若年性認知症について、さまざまな角度から考察を続けてきた
このブログ。今日は4回目といよいよ佳境に入ってきました。前回は、若年性
認知症の患者様が自宅でケアする時に考えられる危険について具体的な例を挙
げてご紹介しました。今回はフロンティアの介護の施設に入居された方に対
してどのようなケアを行っているのかを紹介します。

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認知症患者様のためのグループホーム

フロンティアの介護には、名古屋を中心に関東から関西まで全部で54の施設がありますが、すべてが同じ形態ということではありません。
ご入居された要介護者に介護サービスを行う「介護付有料老人ホーム」、食事サービスを含んだ生活支援サービスが受けられる「住宅型有料老人ホーム」、認知症患者様が共同生活をする「グループホーム」、自宅で暮らしている人が日帰りで介護サービスを受けられる「デイサービスセンター」の4つのタイプに分けられます。
もうお分かりだと思いますが、認知症患者様は主に「グループホーム」にご入居していただいています。グループホームとはどんな施設かを、もう少し詳しく説明しましょう。
グループホーム最大の特徴は、入居できる方の数が少ないということです。その数はわずか5〜9人。「えっ、そんなに少ないの?」と驚くかもしれませんが、本当にそんなに少ないんです。

少人数なので、きめ細かい対応が可能に

グループホームの入居定員はなぜ少ないのでしょう?
その理由はカンタンです。
それはご入居者様のためだからです。
前回までに、認知症は生活習慣病などを原因として起こる病気で、記憶力や判断力、情報処理能力の低下を招くものだと説明してきました。
この情報処理能力がポイント。認知症患者様は総じて、大勢の人がいる場所を苦手としているのです。
おそらく有料老人ホームのように、たくさんの方が暮らしている施設では、うまく溶け込むことができないはずです。それでは施設に入っていただく意味がありません。
入居者数が多くても9人というグループホームであれば、ご入居者様同士ですぐに顔なじみになりますし、スタッフの数もそれほど多くないため、スタッフともすぐに打ち解けることができるはずです。
グループホームであれば、経験豊富な人生の先輩である認知症患者様も、人生まだまだこれからという若年性認知症患者様も、心置きなく過ごすことができるというわけなのです。

日常生活の延長線上という雰囲気づくり

では実際に認知症の方に対し、フロンティアの介護ではどのようにアプローチしていると思いますか?
フムフム、確かにその通り。スタッフが手取り足取りかいがいしくケアしている様子が目に浮かぶのでは。
でも正解はまったくの逆。「できそうなことは、なるべくご本人にやってもらう」というのが、私たちの方針です。
着替えにしろ、食事にしろ、介護スタッフが手伝ったほうがささっと終わりますが、それではご入居者様のためになりません。
「お世話してあげたい」という気持ちをグッと抑えつつ、どれだけ時間がかかってもいいので、ご本人様にやってもらうようにしています。こうやって手先を動かしたり、頭を使ったりしてもらうことで、少しでも病気の進行を食い止めることができるなら…。私たちはそんな思いも持っています。
それからもうひとつ。できるだけアットホームな雰囲気づくりも心掛けています。
これまで過ごしてきた家庭の延長線上にあるのが、グループホーム。何げない日常の中でストレスなく暮らしていただくようにしています。
フロンティアの介護が運営するグループホームは全部で23箇所。若年性認知症にかかってしまい、どうすればよいか困っているという方は、一度相談してもらえるとよいかもしれませんね。