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第6回 よく分かる介護保険の基礎知識①

自宅で暮らしている人も、施設に入居している人も、介護サービスを利用する際に必要となる費用の本人負担額を減らして、社会全体で支え合うためにできた仕組みが介護保険。

言葉はよく耳にするけど、実際にどのような制度なのか、「詳しいことはよく分からない」という人が多いようです。ご本人様にとっても、ご家族様にとっても、いつかは関係してくる話。知らないで済ませておくわけにはいきません。

そこでこのブログでは、今回から5回シリーズで介護保険について詳しく解説していきます。題して「よく分かる介護保険の基礎知識」。

では、早速見ていきましょう。

よく分かる介護保険の基礎知識

こんにちは、サチです。
いつもこのブログを読んでくれてありがとうございます!
今回から5回にわたって、介護保険制度についてお伝えしていくので、ぜひ参考にしてくださいね。

介護保険とは・・・

 

ところで、あなたは介護保険がどんな制度か説明できますか?
突然こんな質問をされて、とっさに「介護が必要になった高齢者を社会全体で支え合うためにできた国の制度です」なんて答えることができたら、もう上出来。
私たちのように介護の現場で働いていればある程度、理解していますが、恐らく一般の方で制度について詳しく知っているという人は少ないでしょう。
実際に私が働いている施設に入居するためには、介護保険の要介護認定を受けることが必要になりますが、入居を希望されて相談にやってくるほとんどの方が、「介護保険」という言葉は聞いたことがあるという程度。
大半の方が制度の概要すら知らないというのが、現実なのです。

まず「介護保険」を超カンタンに説明すると、介護が必要な人に、その費用を給付する制度のことです。
介護が必要な人が、ある介護サービスを受けた時、それにかかった費用の一部を皆でお金を出し合ってプールした保険料の中から支払うというもの。
ご本人様の負担額はサービスの内容や所得によっても変わりますが、基本はご本人様が費用の1〜3割を負担。残りは保険で賄うことになります。
私の母親はなぜか、「介護保険はもうすでに払っているから、介護サービスを受ける際に料金を払う必要はない」と勘違いしていたのですが、それは間違い。
もしかして同じような認識を持っている人がいるかもしれませんが、あくまで都度、本人負担が発生するので気を付けましょう。
基本的な仕組みは医療費と同じだと覚えておくと、勘違いをしなくて済むかもしれません。

介護保険の対象となるのは40歳から

 

保険料は40歳になると支払いがスタート。会社勤めの方などは給料から天引きされているので、あまり実感がわかないかもしれませんね。
制度が始まった頃、該当する人は給与明細を見れば「介護保険」という項目があったので、保険料をいくらぐらい払っているのか確認できました。
ただし、明細にも社会保険として一緒に医療費の健康保険との合算の金額が書いてあるだけの場合も多く、ますますピンとこないのかもしれません。

対象となる被保険者は65歳以上の第1号被保険者と40〜64歳までの第2号被保険者に別れます。第1号被保険者の場合、原因に関わらず介護が必要になった場合にサービスを受けることが可能ですが、第2号被保険者の場合、がんや認知症など特定疾病が原因で介護が必要な場合のみ、サービスを受けることが可能になります。

介護認定ランクは要支援1~要介護5の7段階

 
例えば、第1号被保険者となる70歳の方がいて、介護が必要になったとしても、誰彼構わず介護保険が使えるかというと、実はそうではありません。
要介護認定を受けていないと利用できないことになっているのです。要介護認定とは、 人によって必要とする介護の度合いを示すランクのこと。最も軽い要支援1から最も重い要介護5まで、7つの段階に別れています。

それぞれの介護度をカンタンに紹介しましょう。
・要支援1…立ち上がる時に何らかの支えが必要など、生活の中で身の回りの世話の一部に手助けが必要な状態
・要支援2…要支援1の状態から能力が低下し、日常生活を送る中で何らかの支援や部分的な介護が必要となる状態
・要介護1…みだしなみや掃除といった身の回りの世話に手助けが必要な状態
・要介護2…みだしなみや掃除といった身の回りの世話の全般にわたって助けが必要な状態。立ち上がったり歩いたりする時にも、なんらかの支えが必要
・要介護3…みだしなみや掃除といった身の回りの世話、立ち上がったり歩いたりすること、排泄などが自力ではできない状態
・要介護4…みだしなみや掃除、歩行、排泄などができず、介護なしには日常生活を送ることが困難な状態
・要介護5…ほぼ寝たきりに近く、介護なしで日常生活を送ることができない状態

要介護の認定を受けるためには役所へ申請して、認定を受けなければなりません。
次回は、そうした介護サービスを受けるまでの流れについてご紹介します。