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第17回 若年性認知症について考える②

今回取り上げているテーマは若年性認知症。生活習慣病が引き起こすケースが多いために、「人ごとではない」と思っている読者も、少なくないのでは。10年前の患者数が3万7800人だったということは、今はもっと増えているのではないでしょうか。今回は実際に見られる症状はどんなものなのかをはじめ、若年性認知症の基礎知識を身に付けていきましょう。特に若い人は今のうちに、しっかり病気のことを理解しておくとよさそうです。

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「認知症」と「物忘れ」の違いとは

さて前回のこのブログで、認知症は脳梗塞や高血圧など生活習慣病が原因となって発症するケースが多い病気だとお伝えしました。いわゆる「もの忘れ」は老化から来るもので、認知症には当てはまりません。
例えば、皆さんは晩ご飯に何を食べようか悩んでいる時、昨日とは別のものを食べようとして、昨日食べたものを思い出そうとした時「あれっ、何を食べたっけ?思い出せないや」となってしまうことはありませんか?
「もしかしたら自分も認知症かも?」と思うかもしれませんが、単なる老化現象なのでご安心ください。
認知症患者様の場合は、おそらく晩ご飯を食べたこと自体を忘れてしまっていることでしょう。
一般的に知識を忘れてしまうことを物忘れ、経験したことそのものを忘れてしまうことを認知症と考えてもらえばよいと思います。

患者様の中には仕事を辞めざるを得なくなる人も

若年性認知症は65歳未満の人が認知症を罹患した場合のことを言いますが、今お話したように経験自体を忘れてしまうため、たいへんやっかいなのです。
何がやっかいかというと、仕事をしているから。例えば、大切な仕事を任されたのに、任されたこと自体を忘れてしまって、大騒ぎになるといったケースもしばしば。見た目で病気だと分からないため、場合によっては「仕事のできない人」みたいなレッテルを貼られてしまうこともあるようです。
本人も自覚がないままに、そのような状況に陥るため、最悪の場合、居づらくなって会社を辞めてしまうことも。働き盛りなのに、稼げなくなるため、家族が路頭に迷ってしまうといったケースも少なくありません。

健康で規則正しい生活を送ることが一番の予防法

では、何か効果的な予防法はあるのでしょうか?
冒頭にもお伝えした通り、若年性認知症は生活習慣病が原因となって発症することが多い病気です。ということは認知症の予防対策としては、生活習慣を見直して、規則正しい生活を送ることが一番ではないでしょうか。
仕事でストレスをためず、暴飲暴食は避け、早寝早起きを心掛け、適度に運動をする…。
こうした生活をするのがとにかく大事。これは認知症予防というだけではなく、健康で病気知らずで年齢を重ねるための必須条件と言えることかもしれません。
「最近ちょっと運動不足だな」と思っている人や「仕事が忙しくて、毎晩終電で帰る生活が続いている」といった人、「仕事の付き合いで最近は毎晩のように飲み歩いている」という人はご用心を。これを機会に一度自分の生活を見直してみるのもよいのでは。
何においても人間の基本は健康です。健康な暮らしを心掛けることが何より大切だと言えるでしょう。