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介護のプロがお答え 介護のお悩み解決コラム

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第11回 ケアマネージャーってなに?①

これまで10回分のブログを更新してきましたが、その中で自分自身でもよく出てくるなあと思うキーワードがケアマネージャー(ケアマネ)。その存在なくして、介護の現場は回っていきません。
とは言え、実際にご利用者様やご家族様と接する機会が少ないため、「いったいどんな仕事をしているのだろう?」と思う方が多いのでは。
今回はそんな皆さまの疑問に応えるため、ケアマネとはいったいどんな仕事なのかをご紹介していきたいと思います。

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ケアマネとはオーケストラの指揮者と同じ!?

突然ですが、あなたはどんな音楽が好きですか?

私はクラシックや吹奏楽などが大好き。大勢の人が楽器を演奏するので、迫力があってたまらなくいいんですよね。
有名な交響楽団のコンサートから高校生の吹奏楽部のコンクールまで、時間があったら演奏会をよく聴きに行っています。
とくに仕事で忙しい日が続いた後の、久々の休みに聴く音楽は最高! 心が癒やされて「明日から仕事ガンバロー!」という気になるから不思議です。
「音楽は心のビタミン」とはよく言ったものですね。

と、ここまで書いていると「おいおい今回のブログのテーマはケアマネではないのかい?」などと突っ込まれそうですが、もちろんテーマを忘れている訳ではありませんよ。
関連性があるから音楽のことを書いているんです。

私が何を言いたいかというと、ケアマネはオーケストラの指揮者のような存在だということなのです。
バイオリン、チェロ、フルート、クラリネット、トランペット、サックス、シンバル、ドラム…。指揮者はさまざまな楽器から出される音をまとめ、ひとつの音色にまとめていきます。
実はケアマネも指揮者と同じ。
前回の介護保険のシリーズでも取り上げたのでおわかりだと思いますが、多種多様にわたる介護サービスの中から、ご本人様にとってよりよいサービスを選び、暮らしというひとつの曲を奏でるのが大きな仕事となるのです。

音楽をあまりお聴きにならないという方は、「指揮者なんて演奏者の前でただ棒を振っているだけではないのか」などと思われるかもしれませんが、まったくそんなことはありません。
鋭敏な耳で各楽器の音を聴き分け、よりよいサウンドになるよう時にはオーバーなアクションで指示を出しているのです。
コンサートの良し悪しは、指揮者の良し悪しにかかっていると言っても過言ではありません。
そういった意味では、ご利用者様がよい介護サービスを受け、よりよい暮らしを送ることができるかどうかは、ケアマネにかかっていると言い切ってしまってもよいでしょう。

多岐に渡るケアマネの仕事

ケアマネはオーケストラの指揮者のような存在であることは分かりましたが、では具体的にどんな仕事をしているのでしょうか。
主な仕事はこんな感じです…

・要介護認定申請書の作成
・高齢者の心身状態を把握する認定調査
・介護サービス計画(ケアプラン)の作成
・介護サービス担当者会議の開催
・介護保険支給限度額の確認
・介護サービス利用料金負担額の計算や管理

なにやら難しそうな仕事が並んでいますが、メインになるのはケアプランの作成。要介護認定を受けたご本人様の健康状態を見極めた上で、ご本人様とそのご家族様の意向を汲み取り、その方にあったケアプランを立て、提案します。
ケアプランを提案するにあたっては、財政状況など家庭内に踏み込んでいかなくてはならず、時にはご本人様とそのご家族様が抱える問題に直面することもあるので、とても責任の大きい仕事だと言うこともできそうです。

ケアマネのことを正式には介護支援専門員と言いますが、とにかく仕事は広範囲にわたり介護のことだけでは枠に収まりません。
私の先輩の中には、遺産相続の会議に呼ばれて出席した人もいるほど。言い方を変えれば、それだけそのご家族にとって信頼でき、必要とされる存在だと言えそうです。
冒頭でケアマネは介護の現場で欠かせない存在だと言いましたが、その意味が分かってもらえたのではないでしょうか。