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介護のプロがお答え 介護のお悩み解決コラム

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第10回 よく分かる介護保険の基礎知識⑤

介護保険をテーマに5回わたってお届けしてきたシリーズも、いよいよ今回が最終回!
介護保険制度の概要やサービスを受けるための手続き法、実際に受けることができるサービス内容など、最低限身に付けておくとよい知識をお伝えしてきました。
5回目は、これまでのまとめとして、私なりの介護保険制度に対するスタンスをご紹介したいと思います。

よく分かる介護保険の基礎知識

悲しい事件がおこらないために・・・

大学進学や就職など、ある程度ゴールの見えている子育てと違って、高齢者介護はいつゴールを迎えるか分からない未知の戦い。
特に在宅介護の場合、先が見えないため不安要素も大きく、介護が必要なご本人様も、面倒を見るご家族様もどうしても疲弊しやすくなってしまいます。
その成れの果てに待っているのは、介護疲れによる虐待や殺人事件などの哀しい出来事。
普段は暴力とは無縁な温厚な人でさえ、衝動的に暴力を起こしてしまうことがあるのです。

介護保険制度は高齢化社会のひずみが生み出した問題を解決するために必要な制度だと私は考えます。
私たち介護施設のスタッフに課せられた役割は、介護が必要な人の手助けをすることだけではありません。高齢者の自立を支援し、元気なお年寄りをつくり出すことも大切な仕事だと考えています。

要介護度4でも自立心は取り戻せる

私たちの施設のご利用者様でこんな人がいました。
足が悪く、移動の際は車いすが必要なその人は、エレベーターのない団地の3階の部屋で息子と2人で暮らし。
息子が仕事に出掛けるため、昼間は誰もいない家でひとり留守番。
部屋を訪ねてくる友人もいませんでした。
気晴らしに外出したくても、段差のある玄関をひとり車いすで乗り越えるのは不可能なこと。
そのうちおっくうになり、外出する気力さえ失せていきました。
食事は息子が仕事帰りに買ってくるコンビニ弁当。ろくに運動もせず、カロリーの高い食事をとり続けたその人の体はどんどん蝕まれていきます。
ある日、トイレに行こうとした時に転んでしまい、息子が帰ってくるまで身動きがとれないまま。自力では、どうすることもできませんでした。
そんな父親の姿を見て、息子は施設へ入れることを決意。要介護認定の申請をしたところ、要介護度4と認定されました。

このまま放っておけば寝たきりになってしまうのではないか。
そんな心配さえありましたが、その人は施設に入ったことにより生活が一変することに。
規則正しい生活を送り、バランスのよい食事をとることで、体調はみるみる回復。
誰とも会話をせず内にこもりがちだった性格も、介護スタッフや他の入居者といった話し相手ができることで、明るく生き生きと変わっていきました。
何より変わったのは生きる気力を取り戻したこと。何をするにも息子任せだったのが、自分でできることは自分でしようと自立心が芽生えたのです。
施設に入ってきた頃は失っていた生気を取り戻し、その人は生き生きと楽しそうに余生を過ごしたのです。

高齢者に生きる意欲を与えるのが介護保険の役割の1つ

こうやって高齢者に生きる意欲を与え、社会への積極的な参加を促すのが、介護保険本来の目的だと私は考えます。
だからこそ、ひとりでも多くの人に制度の内容を理解してもらい、必要とあれば活用してもらいたいと願っています。
せっかく長く生きてきた人生。その最後が寂しく終わってしまっては、哀しすぎます。最後まで前向きに人生をまっとうできるようになれば、社会はもっとよくなるはずです。

私たちフロンティアの介護のスタッフは、そんな思いを持って一人ひとりのご利用者様と接しています。
だからこそ、私たちが提供する介護サービスはオーダーメイド。ご利用者様やご家族様のご要望を聞いた上で、ケアマネージャーがプロの目線で、入居者様に合ったケアプランを組み立てます。
ただプランを立てるだけではなく、そのプランがご利用者様のためになっているのか、日々のチェックも怠らずに実施しています。

ご利用者様に寄り添い、一人ひとりに必要な介護サービスを提供するのが私たち「フロンティアの介護」のスタッフのモットーです。
入居者様はもちろん、いまはご自宅で暮らしているという方でも、困ったことがあれば力になりたいと思っています。
ケアプランを立てるケアマネージャーをはじめ、経験豊富なスタッフが揃っているので、困ったことがあれば遠慮なくご相談してください。
私たちは助けを必要としているすべての人々の味方でありたいと思っています。